どさん娘パリブログ

💍年下仏人とネットで知り合い約2年の遠距離を経て国際結婚💐どさん娘OL奮闘記🌱

結婚前契約を結ぶか結ばないかで揉めた話。

こんにちは、さやえんどうです🌱

フランスでは【結婚前契約】が当たり前って知っていましたか?

 

私は渡仏直前までまっっっっっっったく知りませんでした。

 

結婚前にする契約って、セレブたちがするイメージだったのでフランスで一般人も普通にするものだとは微塵も思わず。

 

彼(現夫)から、渡仏する前々日くらいに

 

「結婚前契約しよう」

 

と伝えられました。

 

それを聞いた私は

 

「は????契約????なにそれ????ていうか直前に明らかに大切そうな話する????」

 

と頭の中が大パニックに。

 

彼曰く、言わなきゃと思っていたけど渡仏した後だったらさやえんどうの家族もそばにいないし、卑怯だと思った とのこと。

 

いやいやいや、直前も結構卑怯よ???

 

と問い詰め😓

 

彼が契約したい理由をざっくり説明すると

 

・母自身が離婚するときに財産分与で苦労したから、息子には苦労させたくない(←離婚する前提やーん笑)

 

・自分の財産は息子にだけあげたい(←あれ、もしかして私嫌われてます?笑)

 

とのこと。

 

年単位で戦っている彼ママの姿を見て、相当大変なんだろうと思っていたけれど、あなたの人生と息子の人生は別でパートナーも別。ましてや離婚する前提なんておかしい。

 

その時、私は外国人として一人で自分の権利を主張する大切さを痛感しました。

 

なので、私は一貫して「契約は結ばない。結びたくない。」

と伝えました。

 

私が契約を結びたくない理由としては、

 

・そもそも結婚するのに離婚する前提の契約をするのはおかしい

 

・離婚しないんだったら契約しなくても同じじゃないの?(保険みたいなものだよ!離婚しなくても安心はするから!と言われたので。)

 

・夫婦になるんだったら、お互いの負債を追うことも覚悟済み(片方に巨大な負債ができたとき、もう片方に負担がかかってしまう!と言われたので。)

 

大きく分けてこの3つでした。

 

あとは契約を結ぼうと言われたときの、信頼されていなかったんだ…私…のショックの大きさが心に残っていたから笑

 

そんなこんなで話し合い、私はこんな提案をしました。

 

・お母さんが彼にあげた財産は、私は一切手を付けない

 

・離婚することが頭にある状態での契約をするんだったら、子供ができた時に無条件で子供を連れて日本に帰国できる契約を結びたい

 

すると、彼はそれはできない。と。

 

あ~あ、こんな私彼の家に迎え入れられないんだ。2年も遠距離してこの結末か…なんだかあっけなかったな。飛行機代のキャンセル料どうしよ。一旦行って観光して帰ってこようかな。

 

と別れを切り出すことを覚悟しました。

 

契約前結婚の話をされてから泣き続け、両親の前でも話ながら号泣してしまいました。

 

そして渡仏後。

 

彼と毎日毎日、時には喧嘩になりながらもお互いに向き合い、とことん話し合いました。

 

その間も、お母さんそしておばあちゃんまでもが頻繁に契約について彼に電話をするようになっていました。

 

お互い折れない状況が続き、ついに疲れてしまった私は自暴自棄になり

 

「もういいよ。契約もするし、あなたが望んでいる結婚前/結婚後も財産は別々の契約にしよう。」といってしまいました。

 

その時彼はうつむき「まぁ、でもちょっともう少し考えてみよう」

 

と言いました。

 

その時に気が付いたのです。

 

彼はお母さんから恐らく不安を煽られるようなことを言われていたと思うのです(お義母さんは心配性なので…)。しかもその時は、彼は今よりももっとお母さんとの時間を多く過ごし、お母さんの意見や考え方に引っ張られていたと思います。

 

なので、私が契約を拒否するたび「やっぱり財産を取れるだけ取って離婚されるんじゃないか…本当に僕を愛して結婚するのだろうか…」とどんどん悪い方向へ考えていたと思うのです。

 

なので、私が折れたことによって、安心したのではないかと思います。

 

(もしかしたらプライドもあったのかも)

 

私が折れてからは話がとんとん拍子に進み、契約するために必要な費用(確か400ユーロくらいだったような)も二人で調べて準備をすすめる日々が続いていました。

 

ところがなんとその数日後。忘れもしない、私が彼のワイシャツにアイロンをかけていた金曜日の夜。

 

「やっぱり契約はやめよう」

 

と彼は私に言いました。

 

急な展開過ぎて頭の中がはてなマークでいっぱいでした。

 

「僕はさやえんどうと結婚するんだから、さやえんどうを悲しませることをするなんて夫としておかしい」

 

と伝えてくれたのです。

 

その時は驚きすぎて、嬉しいという感情よりも、え?お母さんOKしたの?

 

でした笑

 

ちなみに私の両親はあなたのしたいようにやりなさい、方式だったので契約する/しないの意見は特にありませんでした。

 

その日は無事、念願かなって契約しない方向にしよう!と話しがまとまりました。(その夜はぐっすり眠れました)

 

彼の母親はOKしたのか⁈についてはまた後日。